金曜日の夜何時もの様に3人組が、オタフクの3人専用部屋に集まり先週と同じ話題の続きを話しあって盛り上がって居た。

 長吉が不満を一杯溜めた顔をして、大吉と永吉に不正不祥事を起こす国会議員の報酬が高過ぎると声高に自分の考えを主張して2人に言った。

「仕事をサボって休んでも!自分に都合が悪い事態が起きて偽装入院しても!不祥事を起こして雲隠れしても!毎月129万円もの給料が支給されるなんて可笑しいやろ❗❗俺なんて毎月一生懸命に働いても、手取り18万円前後だよ‼しかもボーナス入れても年収は300万円を切っているんだよ‼.何ぼ国民の代表である国会議員が偉いか知らんがせめて仕事をしてない時や偽装入院した時や自分の都合で雲隠れした時は、国民の大事な税金から支給している国会議員議員の給料をカットする制度を早く作ってくれよ❗❗」

「今年初めから流行したコロナで日本経済が低迷して、国民が困窮しているからと自分達議員の給料129万円を2割カットします。と国会議員が如何にも国民の為にやってますと言う顔をして言って居たが、俺に言わせらちゃんちゃら可笑しいよ‼確かに毎月の給料は129万円から2割カットで103万2000円に成って税引き後は77万1830円成るけどね❗。しかし、年2回支給されるボーナスの合計額635万円は、そのままでカット無しや2割カットした給料とボーナスを合計したら年収1873万4千円だって驚くよ❗。これって長さんの年収の約6倍だよ‼、普通はボーナスも2割カットするやろボーナスを2割カットしないなんて可笑しいよ❗❗。ボーナスを2割カットしても給料とボーナスを合わせて年収1746万4千円‼、給料とボーナスを2割カットしても長さんの年収の6倍弱だってたまげるね~❗❗」

 長吉と国会議員の差に改めて驚き、小さな声で俺の約4倍かと言ってため息をつく永吉であった。今の永吉の話しを聞いていた大吉が、2人が驚く様な国会議員の報酬に付いてのカラクリを話しを始めた。

「国会議員は給料を2割カットしたと言って、大きな顔をして居るけどカットしたんは毎月の給料だけで国会議員にとって痛くもかゆくもないないんだよ‼。ボーナスのカットは無いし年2回のボーナスを合計すると635万円、さっき永さんも言っていたけどカットした給料とボーナスを合わせて年収1873万4千円に成るけど給料のカットが無ければ年収は2183万円成るんだよ❗。この額でも凄いけどこれで驚いちゃあいけないよ❗、実は国会議員の報酬はこれだけでは無く他にも色々な手当があってこれを合計すると凄い額に成るんだよ❗❗」

 それって何だい教えて呉れよ、と永吉と長吉が興味深げに声を揃えて大吉に頼むのであった。

「給料とボーナス以外の手当と云えば、先ずは文書通信交通滞在費で月額100万円を貰っていて年額にすると1200万円にも成るんだよ❗。そして立法事務費と云うのがあって、月額65万円が貰えて年間にすると780万円も貰うんだよ凄いだろう❗❗。もっと凄い事は、文書通信交通滞在費は幾ら使用しても領収証も要らないんだって❗。立法事務費はこれまた驚き、使用した時に店から領収証を貰うけど議会や国民に領収証を公開しなくても良いと云うから驚きだよ❗」

「じゃあ何かい⁉給料年額1440万円とボーナス年2回分635万円、と文書通信交通滞在費年額1200万円そして立法事務費年額780万円の合計額4055万円が年収になる訳だ❗❗」

 永吉は自分が今計算した、議員報酬額の大きさに改めて驚くのであった。また、傍で話しを聞いていた長吉は、自分の年収額の約14倍になる金額にただただ呆然とするだけであった。大吉はさらに2人がビックリする様な話しを続けるのであった。

「国会議員の年収額が、最初に思っていたより額が多くて驚いただろう❗。しかし、国会議員には国民があまり知らない国会議員だけの特権があるんだよ、これは国民の代表である国会議員が日本各地を移動する時に不便が無いようにする特権だよ‼。それは新幹線のグリーン車を含めたJR全線の料金が全て無料で、国内での航空機使用も月に4往復であれば全て無料なんだよ凄いだろう❗❗」

「大さん国会議員は新幹線や在来線は、毎日クリーン車に乗っても無料になるのかい凄いね‼。おまけに飛行機も月に4往復であれば、全て無料て凄いよ俺も成れるものなら国会議員に成りたいね~❗❗」

長吉の言葉に大吉も永吉も、笑いながら俺達も一緒の思いだよと言って頷くのであった。

「国会議員はこんなにも好待遇なのに、国会開催中に居眠りをしたりする議員いて可笑しいよ。おまけに都合が悪い事態に成ると、どの議員も同じように体調が悪いといって偽装入院するし。悪質な議員は自分の都合が悪く成ったら、雲隠れするしこんな不届きな議員を辞めさせる事は出来ないのかなあ~❗❗」

 長吉は大吉と永吉に問いかけたが、今の法律ではどんなに悪い議員でも辞めさせたり出来ないし。また、国会議員としての活動をして無くても裁判中であっても、国会議員としての報酬は満額支給されるので民間では考えられ無い事である。議員の不正不祥事で懲罰を決めたり強制的に議員辞職をさせたりする、法律を作るのは議員自身である為に自分達に不利になる法律を立案して法律を作る事は無い❗。しかし、国会議員は自分達が当選し易くなる為なら、選挙制度に関する法律を直ぐに手直しして小選挙区比例代表並立制にして当選し易くするのであった。大選挙区制の参議院の比例制度や衆議院の小選挙区比例代表並立制は、有権者である国民の声を無視したものであり国民を馬鹿にする選挙制度である。

 この比例制度が始まったのは参議院が最初で、1992年(昭和57年)の参議院選挙から始まりこの時から国民が選ばない議員が誕生したのであった。この比例代表制は各政党が提出した選挙立候補者名簿によって、各政党の得票数に応じて上位の名簿者から当選が決まる為に国民が選んだ議員では無いのであった。また、衆議院で小選挙区比例代表並立制が1996年(平成8年)に始まり、小選挙区選出の議員の資質も落ちたが比例選出の議員は酷く目を覆いたくなる。今すぐに有権者である国民の声を国会に反映する為に、参議院の比例と衆議院の小選挙区比例代表並立制を廃止するべきである。国民の声を少しでも多く、反映する為に参議院は大選挙区だけに戻して衆議院は昔の中選挙区制に戻し比例を廃止する事が国民の声を国会に反映する事に成ると思うのである。

 大吉は2人がまだ知らない、国会議員が受けている特別な待遇に付いてのを話し始めた。

「永さんも長さんも知っている、と思うけど国会議員には秘書が沢山居るやろ。実は国会議員の秘書には2種類あって、私設秘書と公設秘書があるやけど格で云えば公設秘書の方が断然上なんだよ。私設秘書は国会議員自身が給料を出して、雇って居るから議員に金さえあれば何人でも秘書を雇えるんだよ。しかし、公設秘書は国会法で3人と決まっていて、国から給与が支給され身分が保証された国会公務員特別職に成るんだよ❗。国会議員議員が国会で活動する時に、1番大事なのが3人の公設秘書で議員の活動を身近にいて助けているんだけど!金の無い議員も居るから公平に成る様に国が公設秘書の給与を負担しているんだよ❗❗」

 公設秘書3人が国家公務員特別職、と聞くとさっそく永吉と長吉が興味津々の顔をして公設秘書の給与額を聞いてきた。

「公設秘書は3人居るけど3人にの秘書にはランクがあって、1番偉いのが政策秘書で2番目に偉いのが第1秘書で3番目が第2秘書なんだよ‼。政策秘書は議員事務所の要で国会資格がいるんだ、この国会資格は大変難しくて受験者の1割しか合格しないからこの資格があれば怖いものなしだよ❗❗。第1秘書や第2秘書は資格が無くても良いから、殆どの議員は自分の身内を第1秘書や第2秘書にして自分の周りを固めるとともに身内の身分と収入を確保しているのさ❗❗。この第1秘書や第2秘書の間にもランクがあって、政策秘書の次に偉いのが第1秘書で給与も第3秘書より沢山貰うんだよ❗。

 政策秘書には国会資格が必要で大学を卒業した者でも大変難しい試験で、受験者の1割しか合格しないと聞いて永吉も長吉も驚いたが2人は大吉に公設秘書の給与額を早く教えてくれとせっつくのであった。

「公設秘書3人に掛かる年間の費用は、2000万円から3000万円と云われているんだよ❗。この2000万円から3000万円の間には1000万円の幅があるけど、この幅は同じ公設秘書でも経験年数が違うからそれによって給与も違うからだよ‼。平均的な政策秘書の給与は約58万円で年額にすると696万円に成って、ボーナスの支給額は国会公務員と同じ4.15ヶ月で計算すると240万円7000円に成るから給与と合わせると年収936万7000円と成る❗❗。公設第1秘書と第二秘書の給与を平均すると給与は40万円で、年額にすると480万円に成ってボーナスの支給額は国家公務員と同じ4.15ヶ月で計算すると166万円に成るんだよ❗。第1秘書と第2秘書の平均給与40万円の年額480万円と、ボーナス166万円を合わせると646万円に成るから2人分だと1292万円に成るんだよ❗❗。公設秘書の給与額936万7000円と、第1秘書第2秘書の合計給与額1292万円を合わせると2228万7000円にも成るんだよ❗❗。しかし、実際にはもっと給与の高いベテラン政策秘書、第1秘書第2秘書が居るから2000万円から3000万円の幅があるんだよ❗❗。国会議員自身の年収4055万円と公設秘書3人分の年収約3000万円を足すと、国会議員一人当たり年間7055万円の費用が掛かっているんだ❗❗。実際にはこれ以外にも議員の特権である、新幹線のグリーン車やJR線のグリーン車料金分や国内での航空機使用料金分があるからもう少し額が増えるけどね❗❗」

 長吉が大吉の話しを聞き終わると、今まで我慢して来た鬱憤を晴らすように2人に言った❗。

「日本の国会議員の年収は、ボーナス635万円を入れると約2200万円にも成るんだよね~❗❗。それ以外に実際は議員の自由に成る、文書通信交通滞在費と立法事務費を合わせると4055万円にも成るんだろう❗❗。殆どの議員は、国会でロクに仕事もせずに4055万円も貰う何てちゃんちゃら可笑しいよ❗❗。大さんも永さんもそう思わないかい、俺達の税金で議員の給与を支払っているんだから俺達有権者が給与を下げろと言っても良いだろう❗❗」

 長吉の憤懣遣る方ない話しを聞いた大吉が、長吉を諭す様に自分の思っている議員給与の事や議員定数の事を話し始めた。

「長さんの言う事も良く分かるけど、俺は逆に議員の給与が高くても良いと思って居るんだよ❗❗。現在の様に議員の質が悪く成ったのは、参議院の比例制と衆議院の小選挙区比例代表並立制が始まった事だと思う❗❗。特に衆議院の小選挙区比例代表並立制が始まってから、小選挙区の立候補の資質が堕ちたし比例の立候補者なんて最低さ❗❗。それと日本の国会議員の1番大きな問題は、国会議員の数が多い事で日本の国より人口の多い国と比較したら異常に多い事が良く分かるよ❗❗」

大吉は2人に分かり易い例として、世界の超大国であるアメリカと中国の人口を引き合いに出して分かり易い例で説明を始めるのであった。

「良いかい‼アメリカの人口は約3億1465万8780人で、日本の約2.5倍の人口があるけど上院と下院の議員数は両方合わせても535人なんだよ❗。中国の人口は約13億4575万973人で、日本の約10倍の人口で議会は1院制で人数は3000人なんだよ❗。この世界の2大超大国である、アメリカと中国の議員数と比較しても日本の議員数が異常に多い事が分かるだろう❗❗。例えば日本はアメリカの人口の約半分だから、アメリカの議員数が535人だらら日本はその約半分の約268人で十分だと思うよ❗❗。中国と日本を比較しても、日本は中国の人口の10分の1だから300人で良い事に成るんだよ❗❗」

 永吉と長吉は今大吉が説明して呉れた、二大超大国の人口比較で改めて日本の国会議員の多さに気付くのであった。

「例えば日本の人口はアメリカの人口の約半分なんだから、アメリカの議員数が両院合わせて535人と云う事は日本はアメリカの半分約268人で十分に議会は機能すると思うよう❗❗。中国と日本を比較すると、日本は中国の約10分の1だから300人で良い事に成るんだよ❗❗。今現在日本の国会議員数は、参議院と衆議院を合わせて717人居るけど日本の場合は約半分の360人が適正だと思うよ❗❗。それともう1つ日本の国会議員報酬は世界でも高く1人当たり2118万9000円にも成り、超大国のアメリカでさえ1人当たり1827万円でEUの大国ドイツでも1077万3000円なんだよ❗❗。日本の皇室と同じように王室があるイギリスは、日本と同じく2院制で下院の議員報酬は957万6000円で上院は名誉職であり無報酬なんだよ❗❗。しかし、俺は日本の国会議員が有権者である国民の為に古く成った法律を常に見直して、現代社会に合った法律を直ぐに作って呉れるんだったら今の報酬で構わないし今より高くても良いと思って居るんだよ❗❗」

 今まで大吉が話したことを聞いて永吉も長吉も、参議院と衆議院の比例制度が如何に資質の無い国会議員を生み出して来たかが良く分かったのであった。また、衆議院の小選挙区制度は多くの有権者の声を反映する事が出来ないし、資質の無い国会議員を生み出す原因に成っている事を理解したのであった❗❗。

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