金曜日の夜、何時もの様に3人組がオタフクの専用部屋に集まり、新しい話題で盛り上がって居た。3人組は店の者達から、おみくじ3人組と呼ばれて居るのであった。1番年嵩は大吉で60代、2番目は永吉で40代、3番目の長吉は20代で3人の年の差は、それぞれが親子ほど年が離れた3世代であった。

 今夜の話題は今世間で話題に成っている、衆議院議員の夫と参議院議員である妻の選挙違反事件についてであった。この事件での最初の容疑は、妻の参議院選挙での公職選挙法違反であった。妻の選挙事務所はウグイス嬢に支払う報酬を、公職選挙法で決められた上限額15,000円の2倍である30,000円を支払い公職選挙法違反で逮捕されたのであった。しかし、調べが進むと県内の各議会の何人かの議員に、現金を渡していた事が発覚して買収容疑でも逮捕される事に成ったのである。さらに家宅捜査が進むと夫の衆議院議員も妻を当選させる為に、多くの各議会議員に現金を渡して買収を行っている事が判ったのであった。

 夫の衆議院議員は当選回数も多く法務大臣でもあり県内には睨みが効き、各議会議員は当たり前のように現金を受け取り夫の衆議院議員もまた当たり前のように現金を配ったのであった。夫の法務大臣は妻の逮捕後法務大臣を辞任したが夫の衆議院議員も、パソコンに残っていた自分が配布した現金配布リストによって妻と同じ買収容疑で逮捕されたのである。2人は買収容疑を否定して、現金を配ったのは当選祝い陣中見舞いと言って無罪を主張しているのであった。

 長吉が不満が一杯溜まった顔をして、衆議院議員の夫と参議院議員に初当選した妻に対して怒りの口火を切った。

「この衆議院議員の夫と参議院議員に初当選した妻の2人は、選挙公示前に地方議員に現金を渡しても選挙違反にならんと思っているんか⁉。世間では公示前に現金を渡しても、常識的に買収と皆が思う事が分からんのかな⁉ひょっとして自分達議員は偉いからかまへんと思っているんか腹が立つで❗」

 大吉が2人の顔を見ながら、2人のコップにビールを酌しながら言った。

「夫の衆議院議員は今までから地方議員に現金を配って来たんや、そして自分の当選回数が多く成ると地方議員に睨みが効くし現金の力が駄目押しに成ったんや‼しかし、選挙の時にウグイス嬢の報酬に30,000円支払ったり地方議員を買収したりしているのはこの2人の議員だけと違うで、日本全国の地方議員や国会議員の殆どがやって居る事や‼ウグイス嬢の報酬を公職選挙法通りの15,000円で募集しても集まらんのや、だから実態は殆どの議員の選挙事務所はウグイス嬢の報酬30,000円を支払うのが当たり前に成って居るらしい❗。今回の参議院選挙で妻の議員が、ウグイス嬢の報酬に対する公職選挙法違反で逮捕されたのには理由があるんや‼。それは議員夫婦に恨みを持つ選挙で落選した誰かが、県の検察に密告したからや❗検察かってウグイス嬢の報酬が全国的に、30,000円やと知っているけど告発が無い限り黙認してたんや買収かて一緒や❗❗噂だけやった黙認やけど密告があったら絶対に捜査をするで❗❗」

 その話を聞いた永吉が、大吉と長吉を見て言った。

「ほな現金を渡す方も現金を貰う方も、現金を貰う意味を分かってやり取りしているんか⁉議員に成るような奴は、世間一般の常識が欠如して善悪の判断が出来んのやな‼」

「だからな❗IR誘致に絡む収賄事件が起こるんや、日本の国会議員のくせにIR誘致に絡み外国の企業から現金を貰ったり家族との旅行代金を負担させたりする馬鹿議員が出るんや❗同じ日本人として情けないわ❗❗」 と大吉が2人に言った。

「その馬鹿議員は東京都選出の議員で、議員の周りからは良い評判を聞かなくて議員の交友関係にも問題がある悪い奴と週刊誌に出てた」 と長吉が人生の先輩2人にビールを注ぎ足し言った。

「その議員は保釈申請して、保釈が認められたらしいが裁判所は認めるのが早すぎるよ‼。案の定❗❗その悪賢い議員は保釈中に後援者と仲間の関係者に会って、その後援者と仲間の関係者に対して金で!賄賂を送った関係者に偽証証言をするように依頼する工作をしたらしいっで❗❗」 と永吉が腹立たしい顔をして言った。

「だいたい国民の代表である国会議員の不正不祥事が、与党も野党も多すぎるよ!に特に平成に年号が代わってから酷く成ったと思うんだよ‼。平成に入ってから国会議員に成った多くの議員には、本来あるべき議員としての資質が無いのと違うかなあ?」 と大吉は言うと、自分の思うことを言葉にして続けた。

「今行われている選挙制度に問題があるのと違うかなあ、国会議員を選ぶとき小選挙区で選ばれた議員と比例区で選ばれた議員が居るやろ。問題は比例で選ばれた議員やで、小選挙区の議員は国民の支持で選ばれているけど比例の議員の中には小選挙区で落選して国民が支持しない者が議員として当選している居るや‼。なんで国民の支持を得てない者が比例で復活当選するんや、これほど国民を馬鹿にする選挙制度は無いで可笑しいやろ❗」

「そうやなあ大さんの言う通りやと思う、国民が落選させた候補者が当選する制度は国民を馬鹿にする選挙制度やと思うわ❗❗」 と長吉が言うと永吉も大きく頷いた。

 3人はこの変な比例制度や一選挙区で1人の議員を選ぶ方法が、議員としての資質が無い者を国会議員として国会に送り出すから色々な問題を起こす議員を生み出す原因だと思っているのであった。

「だから今の議員は与党であれ野党であれ不正や不祥事が多いんや!俺は小選挙区制度にも問題があると思うし比例はいらんと思う。俺は昔の中選挙区制がよかったと思うよ、1つの選挙区で3~5人が選ばれる制度で国民も自分たちの意見に近い候補者を選ぶことができたよ❗それに議員の不正不祥事も殆ど無かった❗❗ と中選挙区制を知らない長吉の顔を見ながら永吉が言った。

 大吉や永吉にはこの制度の事が良く分かったが、若い長吉には自分が生まれる前の制度であり長吉には分から無い事であった。実際に中選挙区制を体験した大吉が、小選挙区制度と中選挙区制度のメリットとデメリットの説明をしてやるのであった。

 小選挙区制度は1つの選挙区で1人の議員を選ぶ方法であり、選挙費用が少なく済んで良かったが死に票が多く多様な意見を反映する事が出来なかった。また、中選挙区制度は1つの選挙区で3~5人が当選するように成っていて、同じ政党の候補者同士が争う可能性があり自分の支持する政党からも自分の好きな候補を選ぶことが出来た。同じ政党の候補者同士が争うことは、有権者の選択する幅を広げて死に票が少なくなり多様な意見を反映する事が出来たが選挙費用が多く成り費用の捻出が大変であった。

「大さん、永さんは俺より人生が長いから、過去に国会議員が起こした不正や不祥事の事を詳しく知って居るだろう俺にも教えて呉れる❗。」

 大吉が昔を思い浮かべる様に、少し顎を上げ目蓋を閉じ暫く考えて言った。

「俺のこれまでの人生の中で、1番印象に残っている政治家の事件は元首相が逮捕されたロッキード事件やなあ❗❗。この事件は日本国民にとって衝撃的やったで、国民の誰もが金権政治の大御所が高が5億円で逮捕されて政治生命が終わるとは思って無かったわ❗❗。」

 この大物政治家が日本列島改造を唱えてから、日本全国の道路網が発達して日本各地に工業団地が生まれて日本が豊に成ったのであった。そしてこれが政界での金権政治の始まりでもあったが、元首相の逮捕でもあってが日本の3権分立に少しの揺るぎも無く機能を果たした。また、元首相は中国との国交回復を果たしたが、その代償としてODAと云う多額の政府開発援助を1979年から開始した。その政府開発援助で中国の経済は、大きく発展して国力も高まり日本からのODAを受けながら中国はアフリカ諸国に援助をして影響力を高めて行った。日本は中国が核兵器を持っても宇宙船を打ち上げても、1997年から40年間に渡り政府開発援助を行い日本は中国に対して2018年に終了するまでに3兆円も援助したのであった。その間に中国は日本の固有の領土である尖閣諸島を、1970年に自国の領土と主張して尖閣諸島周辺に自国の公船を配置して日本漁船の漁を妨害している。1970年以前は関心を示していなかったが、1970年代に入ってから尖閣諸島周辺の海底に石油の埋蔵が判ると中国は自国の領土と主張を始めたのであった。中国の目的は自国の領土を広げる事であり、東南アジア諸国が面する海は全て中国のものであると思って居るのである。日本国内にはこんな中国の手先と成った、政治家や経済人そして学者や文化人が多い事か!日本のみならずアジア諸国アフリカ諸国も同じ状態でである。

 これ以外で印象に残っている大きな事件は、政財界を巻き込んだリクルート事件であった。この事件はリクルートコスモスの未公開株式が、賄賂として多くの政治家や財界人に譲渡された事件であった。贈賄側のリクルート関係者と、収賄側の政治家や官僚が逮捕された大不祥事事件であった。この事件では未公開株式が与党や野党の政治家に広く譲渡されており、他に文部省や労働省の官僚やNTTの経営者も有罪と成ったのである。政界では多くの政治家の名前が上がったが、与党の1人の政治家のみが受託収賄で起訴されて有罪が確定しただけであった。この事件以降公職選挙法が改正されて、有罪になった政治家は執行猶予判決でも公職を失うと云う規定が設けられた。しかし、執行猶予期間中に犯罪を起こさなければ、何の問題なく悪徳議員は国会議員に立候補出来るのである。例えば国民の税金を横領して懲役判決が出ても執行猶予が付けば、執行猶予期間を過ぎれば国会議員に立候補出来る❗こんな馬鹿な事がまかり通る公職選挙法は改正されるべきである❗❗。

 平成に入ってから与党政治家の不正不祥事ばかり大きく報道されるが、野党議員の中にも不正不祥事で話題に成った議員も沢山居るが何故か新聞、テレビ、雑誌の取り上げ方少ないし追及の仕方も緩いのであった。しかし、与党議員は野党議員と同じ不正不祥事であっても徹底に叩かれて離党に追い込まれるか入院に追い込まれるのであった。これは明らかに偏向報道であり、マスコミの二重基準(ダブル、スタンダード)である。

 大吉が皮肉な笑いを浮かべて話し始めた。

「俺なあこの前テレビの国会中継を見てて驚いたよ‼、野党の女性議員が与党議員の不祥事に付いて首相に対して詰問する姿を見て驚いたね~❗。何とその議員は何年か前に国から支給されている、公設秘書の給料を流用して懲役2年執行猶予5年の判決を受けて議員辞職した議員だよ⁉これって可笑しいやろ❗。」

 何で懲役2年執行猶予5年の判決を受けて、国会議員選挙に立候補が出来るや普通やったらあかんやろ❗❗と長吉が尋ねた。

「それがなあ国会の決まりか知らんけど、懲役刑を受けても執行猶予期間の間に法律違反をせんかったら執行猶予が過ぎたら国会議員に立候補出来るやと可笑しな事や❗。」

「何でそんな悪い議員の選挙区の有権者は、執行猶予が付いたとしても懲役刑を受けた悪い議員を国会議員に選ぶんや⁉.」

「長さんそれは小選挙区制度にも問題があるからやとと思うし、マスコミが何故か野党議員の不正不祥事をあんまり報道せんから殆どの有権者が知らんのが実態や❗。この事件が与党議員やったらマスコミは徹底的に報道して立候補者を叩き潰したと思うわ❗❗殆どの日本国民は新聞テレビの報道は、公平中立と思って居るけどそれは全くの幻やと云う事や❗実際には世界の殆どの国々で新聞テレビの報道で、公平中立が守られている国は少なく守られていない国の筆頭は中国ロシアアメリカでありそれ以外に多くの国に於いても守られていない❗❗それが現実や❗❗公正中立はあくまでも理想であって現実で無いんや❗❗」

「大さん、永さんそれ以外にも、国会議員として可笑しいと思った事はあったかい?」

永吉が長吉の尋ねた事に答えてやった、それは今野党の党が政権を取った時の話やけどと言って話しを始めた。

「2番では駄目ですか、と各省庁の予算の仕分けをしていた党の看板議員の話しや。その女性議員は父親が台湾人で母親が日本人の東京生まれで、両方の国籍を持って居たんやけど日本では20歳以前に重国籍と成った場合22歳に達するまでに国籍を選ばないかんのや‼この参議院議員は参議院議員になる前の1995年の雑誌インタビューで、日本国籍と台湾国籍を持っているけど外国旅行の時は日本のパスポートが便利だから使用するけど、いずれは台湾国籍に戻そうと思って居ると答えて居たんや❗。この時女性議員は1967年生まれやからこの時28歳や!2004年に37歳で参議院議員に初当選したんやけど‼まだ2重国籍のままやったんや❗❗.」

 日本の法律では22歳の時に国籍を選択しなければいけないし、2重国籍者が立候補する事も政治家をやる事も禁じている。また、法律上2重国籍の国会議員は、失職しなければならないと明記されている。明らかにこの女性議員は28歳の時点で、2重国籍でありながら2004年37歳の時に参議院議員に初当選して3連続参議院議員を続けたのであった。国会でも2重国籍が問題に成ったが、何故かうやむやに成ってしまい新聞テレビ雑誌からも何故か追及される事も無かったのである。

「法律で2重国籍は失職と成って居るなに、国会での追及も甘くて国民は納得出来んはだいたい37歳の時に2重国籍なんやから当選は無効と違うかなあ?今も国会議員をしている事が有り得ないし納得も出来んわ❗❗」

 長吉は不満たらたらの顔をして、大きな声を出して大吉と永吉に訴えた❗❗長吉だけではない、この事は多くの日本国民も不思議に思い納得していないのである❗❗。最近日本国民は国会議員に対して怒っている、それは国会議員が不正で取り調べを受けても!!不祥事があって偽装入院しても!!国会開催中にも関わらず本会議を欠席しても‼毎月満額の給料が支給され、ボーナスも満額で支給されるのである❗❗。

 北方領土ビザ無し交流訪問団に参加して、戦争して領土を取り返すとか女を買いたいと言った最悪の議員がSNSで俺達議員は逮捕されても長期入院しても本会議を欠席しても給料もボーナスも満額で貰えるとほざいて居た❗❗。今こそ選挙制度を見直す時であり、国会議員の定数を大幅に削減する時であり比例を廃止すべき時である❗❗。

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