スポーツ2の話しは、前回のオリンピックの話しよりも少し前に遡る。今日は令和元年9月13日の金曜日、キリスト教徒にとって不吉な日とされる日であるが、自称仏教徒である3人組は別に気にする事なく、楽しく語らいつもと変わらない吞み会であった。

  この日先にオタフクに来た大吉が、1人で専用部屋で吞んで居ると仕事が終わった永吉と長吉が、2人揃って部屋に入って来た。3人が揃った所で誰とはなしに顔を見合わせ、3人の声を揃えて言った。

 仕事、お疲れ様でした」

  3人はぐい吞みの酒を一気に吞み干すと、空腹を満たすために3人は好きな食べ物それぞれが注文するのであった。

 「永さん、長さん来週から始まる、ラグビーワールドカップ観るかい」

 「観るに決まっているさ‼」

 永吉と長吉は声を揃えて言うと、嬉しそうに大吉を見るのであった。大吉は永吉と長吉の顔を見ながら、自分自身のラグビーとの関わりを話し始めた。

「俺がラグビーを̪知ったのは、テレビドラマのスクールウォーズやったん‼」

「スクールウォーズて、どんなテレビドラマやったんや⁉」

 永吉も長吉も昔のテレビドラマの事が、よく分からないからテレビドラマと同じ時代に青春を過ごした大吉に興味津々な顔をして尋ねるのであった。

「京都に実在する公立高校、伏見工業高校のラグビー部をモデルにした、ラグビー部の生徒と先生の汗と涙の根性物語やった。当時の伏見工業高校は、ツッパリが幅を利かす高校で、京都でも有名な荒れに荒れた高校やったんや。そんな高校に1人の熱血先生が居て、ツッパリ生徒をラグビー部に集め‼何度も何度も挫折しながら、やがてツッパリ生徒をラグビーの魅力に目覚めさせて、先生と生徒が共に汗と涙を流し日本一を目指す物語や‼やがてホントに日本一を獲得するテレビドラマや‼」

 大吉は話しながら時々目を閉じて少し顎をあげ、昔を懐かしみ思い出を頭に浮かべながら物語を熱く聞かせるのであった。そんな大吉の熱い話を、永吉と長吉は興味深く熱心に聴いて居るのであった。

「俺は‼そのドラマを観て直ぐに、直ぐにラグビーファンに成った訳では無いんや。第八回ラグビーワールドカップの再放送が、今年に入ってから度々あったやろ。その時プールBの日本は第一試合で、強豪の南アフリカを破った試合を観戦した時やった。昔観たスクールウォーズの、名場面を思い出してあらためてにわかファンに成ったんや‼」

「俺も大さんと同じ様に再放送を観てからの、にわかファンやけど長さんは昔からのファンか⁉」

「俺も皆と同じで再放送を観てからの、にわかファンやで‼俺は小さい時からサッカーをやっていたから、それ以外のスポーツに興味が無かった」

 3人は誰とはなしに声を上げて笑い、お互いの顔を見合わせると旨そうに酒を呑み干すのであった。

「前大会の第8回ラグビーワールドカップの時、日本は1次リーグプールBで初戦の相手は過去2回優勝の南アフリカやったが、日本は強豪相手に凄い試合をやったんやで!」

  大吉が2人に語り掛けると、3人はそれぞれんの頭の中にノーサイド直前の熱狂に包まれた感動の場面を、頭に思い浮かべるのであった。

「大さん、永さんあの時は、確か相手の反則の結果キックして点を入れるか?スクラムで押し込んで点を入れるか?選択する場面やったなあ!」

「そうやった!あの場面で日本チームの監督の指示は、キックやったなあ大さん」

 3人は平成30年の5月、6月頃からの、にわかファンの為に、ラグビーのルールを良く分かっていなかったのであった。

「永さん、長さん、あのノーサイド直前の場面、確か南アフリカが32点で日本が29点で日本が負けていたんや。しかし、あの時に南アフリカの反則があって日本は、キックして3点を入れるか?スクラムで押し込ん5点を取るかの選択する場面やったなあ!あの時、日本チームの監督はキックを指示したんやった。キックで3点は入れば、同点で引き分けやから強豪南アフリカ相手に、それで上出来と思ったんやと思うんや」

「そうやった!大さん、長さん。しかし、試合中の選手達はあの場で勝つんやと言う熱い全員の意思を確認して、逆転を掛けてスクラムを選んだ前向きの攻撃は素晴らしかった。その結果、息詰まる攻防の末に押し込んで勝ったんやった!」

「そうやった!そうやった!大さん、永さん、トライを決めて5点が入って日本が34対32で南アフリカに勝ったんやった!」

  過去2回の優勝を誇る南アフリカを破った日本の快挙は、世界中のラグビーファンを驚かせ興奮の渦が世界中に湧き上がったのであった。プールBでの残り試合、第2戦の相手スコットランドには敗れたものの、第3戦の相手サモアに勝ち、第4戦の相手アメリカにも勝って3勝を挙げて、対戦成績を3勝1敗としたのであった。しかし、プールBには他にも3勝1敗のチームが2チームあり、そのチームは強豪の南アフリカと日本が負けたスコットランドであった。1つのプールから決勝トーナメントに進めるのは、2チームだけであり日本はボーナス点が無く、勝ち点差で負けて涙をのんだんのであった。日本はこれにより1次リーグで3勝して、決勝トーナメントに進め無かった初めてのチームになったのであった。

  第8回ラグビーワールドカップの時に、世界中のラグビーファンから注目を浴びた日本人選手が居た。その選手の名前は、五郎丸歩[ごろうまる、あゆむ]選手でキック前のルーティンが特徴的であった。体を屈める独特な手の型をしてキックする姿は、世界中のラグビーファンから話題になり、世界で日本国内でポーズを真似るのが流行ったのであった。この第8回ラグビーワールドカップで、日本は2回の優勝を誇る強豪の南アフリカを破る番狂わせをして、プールBで3勝1敗としたのであった。

 日本が強豪南アフリカを破った事は、世界中のラグビーファンに衝撃を与え日本国内全体を熱狂させたのであった。しかし、大会期間中と大会終了後の暫くの間は日本国民も熱狂したが、次第に熱も冷めしまい次回のラグビーワールドカップまでの期間、日本国内での観客数増加には繋がら無かったのであった。あれから4年経った令和元年、アジアで初めてのラグビーワールドカップが日本で開催され、再び日本中にラグビー熱が湧き上がるのであった。期間は9月20日から11月2日の間で、出場国は世界各地を勝ち抜いた20か国であった。

  日本は2019年5月1日から新天皇陛下が即位されて,年号が変わり平成から令和に時代が移ったのであった。人々はこれから始まる、新しい時代に大きな期待と夢を膨らませたのであった。即位の礼の儀式が終わると、各テレビ局は8回ラグビーワールドカップの試合を再々放送をした。改めて8回ラグビーワールドカップの試合を観た、日本国民は日本チームの大活躍に感動、興奮して9月の開催を待ちわびるのであった。日本国民全員が第9回ラグビーワールドカップで、日本チームの大活躍を期待し、感動と興奮をもたらして呉れる事を期待するのであった。

  先週の金曜日オタフクで、大吉、永吉、長吉の3人組が話して居たラグビーワールドカップが、いよいよ9月20日の金曜日から始まった。開催日当日には日本の初戦があり、試合は夜の8時45分からで対戦相手はロシアであった。試合当日の金曜日夜、3人組はそわそわしながら早くからオタフクに集まったのであった。3人組は全員が揃うと大吉の音頭で、日本の勝利を祈ってビールジョッキを掲げて乾杯をした。

「仕事!お疲れさま」

「大さん、長さん、今日のロシアとの対戦は面白そうやなあ!」

「大さん、永さんロシアて強いんやろ!」

「永さん、長さん、俺達は全員にわかファンやから、どっちが強いか分からけど第8回ラグビーワールドカップまでの日本やったら、ロシアとの対戦したら負けたとおもうよ。しかし、日本は第8回ラグビーワールドカップで生まれ変わったからなあ!」

「そうやなあ、第8回ラグビーワールドカップの時、日本はプールBで強豪南アフリカに勝って3勝1敗の好成績を残したし。令和元年の日本は世界ランキング10位 で、ロシアは20位やから日本はロシアに勝てるかも分からなあ大さん長さん」

「そうやなあ、今の日本の実力やったらロシアに勝てるかも知れんなあ、試合開始が楽しみや‼勝ちを祈って永さん、長さん、乾杯をしようぜ‼」

 第9回ラグビーワールドカップ、プールAの日本とロシアの試合が始まった。日本は前半戦でロシアに逆転し、前半戦を12対8で終わり後半戦に挑むのであった。後半戦に入ると日本は、ますます力を発揮して18点を入れてロシアに、30対10で勝利したのであった。残るプールAでの3試合の開催は、9月28日土曜日のアイルランドとの試合が夕方の5時15分からあり。1週間後の10月5日土曜日夜8時30分から、サモアとの試合が始まり残る最後の試合は、10月13日の日曜日夜8時45分からのスコットランド戦でプールAの試合が全て終わるのであった。日本はプールAで4勝すれば、確実に決勝トーナメントに進めるのであった。

  毎週金曜日夜にオタフク集まる予定の、おみくじ3人組はラグビーワールドカップの間は、金曜日と試合当日の2回ワクワクしながら居酒屋オタフクに集まるのであった。日本は第2戦の相手アイルランドに19対12で勝ち、第3戦の相手サモアに38対19で勝ち第4戦の相手は、強豪スコットランドであったが日本は善戦して28対21で勝ち、プールAでの成績を4勝0敗として日本は決勝トーナメントに駒を進めるのであった。

 日本が決勝トーナメントで対戦する相手は、前大会で日本が奇跡的に勝った南アフリカであった。10月20日の決勝トーナメントは、前日に通過した台風の影響で試合開催が危ぶまれたが、東京味の素スタジオでの日本対南アフリカ戦は無事に開催された。試合は午後7時15分から始まり、相手の南アフリカは世界ランキング5位、日本は世界ランキング10位である。ラグビーファンが注目するのは、日本が何処まで善戦して前回同様の夢を観せて呉れるかであった。

 日本は前半戦では善戦して3点を奪い、また守りに於いても南アフリカの攻撃をかわし守り抜き、失点を5点に抑えて凌いだのであった。後半戦に入ると日本は、圧倒的な南アフリカの攻撃にさらされ、21点を取られて26対3で負けたのであった。しかし、強豪南アフリカ相手に26点の失点で済んだ事は、第8回ラグビーワールドカップの時より日本は確実に実力を上げたのであった。

 日本に勝った南アフリカは、順調に決勝トーナメントを勝ち上がり決勝でイングランドと対戦して、32対12でイングランドを破り3度目のワールドカップ優勝をしたのであった。南アフリカの優勝は日本にとって大変名誉な事であり、決勝トーナメントで南アフリカと戦った日本が誇りに出来る事であった。

「永さん、長さん、俺なあラグビーワールドカップをテレビ観戦して、改めてスポーツをする日本の若者を凄いと思ったよ‼よく考えて見たら2000年を過ぎた頃から、あらゆるスポーツで日本の若者が世界で活躍をしていたと思うわ」

「そやなあ~大さん長さん考えて見たらあらゆるスポーツを見渡しても、10代後半から20代の若者が大活躍しているなあ~」

「永さん、長さん、今活躍している若い選手の殆どが1985年以降に生まれた34歳までや,これからは若者の時代やで~。俺は今嬉しさで胸の中が一杯や、これからはスポーツ以外の政治や経済でも1985年、昭和60年生まれ以降に生まれた者に活躍をしてほしいんや❗この若者達が日本の中心に成ったとき、日本は全ての分野で大きな変化がおきて、本当の戦後レジームからの脱却が出来て日本は素晴らしい国に成るで‼」

「大さんの言う通りや、長さん気張りや頼んますで~誇りある日本を造ってや‼ 長さんに乾杯‼」

 大吉も永吉も改めて、スポーツ界での若者達の活躍を見て!日本国内の全ての分野で、34歳以下の若者が活躍する様に成れば、負け犬根性に凝り固まり金にまみれた日本人きっと排除され、日本の国は若者達の力で立ち直れ世界で1番自由がある国に成り、世界で1番住み易い国に成ると思うのであった。

         次回のおみくじ2も楽しみにして下さいね‼

 

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